2023/09/05ニュースリリース

【資金調達クラウド調査】スタートアップへの出資目的は「既存ビジネスの補完」と「新規事業の創出」が7割超

株式会社M&Aクラウド(本社:東京都新宿区、代表:及川厚博、以下「当社」)は、事業会社が出資先企業をオンラインで探せるプラットフォーム「資金調達クラウド(https://finance.macloud.jp/ )」に登録している出資検討企業にアンケートを実施しました。

<調査結果サマリー>
1.スタートアップへの出資目的は1位「既存ビジネスの補完」2位「新規事業の創出」で共に7割超
2.出資したいジャンルは1位「AI・人工知能」
3.56%が「スタートアップ出資経験なし」だが今後出資を検討する
4.出資に関する課題は「シナジー創出」に加えて「スタートアップとのマッチング」と「出資経験の乏しさ」

■考察

今回の出資検討企業様へのアンケートの結果では、スタートアップへの出資目的は「新規事業の創出」と「既存ビジネスの補完」の2つの回答がともに7割超で、特に既存事業を伸ばすための現実的な手段として選択肢に入っていることがわかりました。また、出資したいジャンルは1位「AI・人工知能」、3位「IoT」、3位「製造業DX」、7位「建設DX」など、DX関連の項目が上位となり既存事業のDX化への期待がうかがえます。一方、今回の回答企業の56%が「出資経験が無いが出資を検討したい」と回答していますが、同時に出資先候補企業を探すことや、候補企業とのマッチングが課題になっている企業が多いという回答結果となりました。

■調査結果詳細

1.スタートアップへの出資目的は1位「既存ビジネスの補完」2位「新規事業の創出」で共に7割超

スタートアップへの出資の目的について質問したところ、1位「既存ビジネスの補完」が78%、2位「新規事業の創出」が72%でした。

2.出資したいジャンルは、1位「AI・人工知能」

出資したい事業領域について複数選択可にて質問したところ、1位は「AI・人口知能」56%、続いて2位が「不動産」30%でした。さらに、同率3位「IoT」、「製造業DX」、7位「建設DX」とDX関連の事業領域が上位となりました。

3.56%が「スタートアップ出資経験なし」だが今後出資を検討したい

スタートアップ出資の経験について質問したところ「0回」と回答した企業が最多で56%でした。

4.出資に関する課題は、「シナジー創出」に加えて「スタートアップとのマッチング」と「出資経験の乏しさ」

スタートアップへの出資に関する課題についての質問では、1位の「シナジーの創出が難しい」54.2%に次いで、同率2位が「出資したいスタートアップとマッチしない」と「これまで出資経験がなく(もしくは少なく)知見が乏しい」で45.8%でした。

■調査概要

・調査期間:2023年8月23日〜2023年8月30日

・調査方法:自社によるインターネット調査

・調査対象:「資金調達クラウド」に登録している企業

・回答社数:50社

■ 「資金調達クラウド」とは

「資金調達クラウド」は、事業会社がスタートアップ企業の出資(資本業務提携)先を探すことができるマッチングプラットフォームです。出資を検討している企業が、自社の会社情報や出資可能な金額・時期・業種・キーワードなどをプラットフォーム上に掲載することで、資金調達を検討している企業からのダイレクトメッセージを受け取ることができます。

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