2023/11/29ニュースリリース

【2023年プラットフォーム動向を公表】新規買い手企業は「物流・倉庫・運輸」が第1位。資金調達を希望する企業数は1年で3倍の3,000社へ

株式会社M&Aクラウド(本社:東京都新宿区、代表:及川厚博、以下「当社」)は、当社が運営する、オンラインM&Aマッチングプラットフォームの「M&Aクラウド」および、事業会社からエクイティによる資金調達を支援するプラットフォーム「資金調達クラウド」の2023年の動向について発表しました。

■2023年の「M&Aクラウド」注目キーワードは「2024年問題」「人手不足」

「M&Aクラウド」は、上場するIT企業の35%が買い手として登録をするM&Aマッチングプラットフォームです。買い手として登録する企業の業種は「IT」「システム開発」「AI」等が上位となっています。一方、2023年に新規登録をした買い手企業のジャンル別ランキングは、第1位「物流・倉庫・運輸」、第2位「人材」、第3位「不動産」という結果でした。いわゆる「2024年問題」で、物流や建設業において時間外労働の上限が制限され、人手不足が見込まれることを契機として、M&Aによる競争力強化を目指す企業が増加していることがうかがえます。また、2024年問題に限らず、社会課題となっている人材の確保をビジネスチャンスと捉え、積極的にM&Aを目指す「人材」関連企業が増加していると考えられます。

■2023年「資金調達クラウド」は資金調達を希望する企業が3倍に成長

「資金調達クラウド」に登録する資金調達を希望する企業数はサービス開始後1年で3倍の3,000社へ増加し、順調に登録数を伸ばしています。また、出資企業からスカウトを受けられる新機能『スカウト機能』の利用社数は、6月の機能リリース後半年で100社を超え、スカウト機能を利用したマッチング・成約も生まれています。調達希望企業は、会社情報を公開することで出資先の間口を広げることができ、異業種間のマッチングも増えています。

▼資金調達クラウド『調達案件一覧』(出資企業からスカウトを受けられる企業)

■ 「M&Aクラウド」「資金調達クラウド」について

「M&Aクラウド」は、買い手企業がM&A戦略を記事として公開し、売り手企業は自社の成長戦略に合った事業売却先や資金調達先を探すことができるマッチングプラットフォームです。2023年7月には、買い手企業の掲載記事数が600件を突破。8月には、生成AI活用で売り手企業のマッチングに利用する情報を自動生成する機能を開発しました。11月時点では、売り手の登録社数は約9,300社に増加しています。「資金調達クラウド」は、事業会社がスタートアップ企業の出資(資本業務提携)先を探すことができるマッチングプラットフォームです。2023年6月より『調達案件一覧(スカウト機能)』をリリース、双方向でのオファー送信が出来るようになりました。また、9月に実施した出資企業向けのアンケートでは、スタートアップへの出資目的の7割が「既存ビジネスの補完」および「新規事業の創出」との結果となりました。