2024/09/12ニュースリリース

【プレスリリース】生成AIを活用した『レコメンド機能』で買い手探しを効率化

当社が提供するM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」は、売り手企業が登録をした情報と、買い手企業の買収ニーズ情報や過去のマッチング情報を解析し、今後マッチングする可能性が高い買い手企業を生成AIが提案する『レコメンド機能』を開発しました。これにより、売り手企業は情報登録をするだけで、検索する手間なくマッチングする可能性が高い買い手企業の情報を得ることができ、効率的に買い手企業を見つけることが可能になります。本件は「GenerativeAI活用プロジェクト」第5弾です。

■売り手企業向け『レコメンド機能』の概要

『レコメンド機能』は、売り手企業向けに開発された、買い手企業探しを支援する生成AI活用機能です。この機能は、売却を希望する売り手企業が登録した「会社や事業の売却情報」を生成AIが解析し、過去のマッチング履歴や買い手企業の買収ニーズを参照することで、マッチングの可能性が高い買い手企業を自動的にレコメンドします。

売り手企業は、レコメンドされた買い手企業の情報を確認し、相性が良いと感じた企業に直接メッセージを送信することが可能です。これにより、より効率的かつスムーズな売却活動が実現し、売り手の負担軽減と成約までの時間短縮をサポートします。

▽売り手企業から見た「レコメンド」事例

■開発背景と期待する効果

「M&Aクラウド」は、売り手企業が買い手企業へ、売却に関する相談を直接メッセージで送ることができる『打診機能』を有しており、売り手企業は買収条件・企業情報を事前に確認をした上で、希望にマッチする買い手企業と直接交渉を進めることができます。また、買い手企業が自社の買収ニーズにマッチしそうな売り手企業へ直接メッセージを送ることができる『スカウト機能』も有しており、売り手起点・買い手起点、双方からのアプローチにより多くのマッチングをスピーディーに生みだすことができます。一方で、多数の買い手企業の中から膨大な情報を読み取り、マッチしそうな買い手企業を探す作業の効率化が課題となっていました。

買い手企業向けには、2023年12月に『AIおすすめ機能』、2024年6月に『シナジー提案機能』をリリースしており、生成AIを活用してマッチする可能性の高い企業へのアプローチを効率的におこなうことができるようになっています。その結果、マッチング精度の向上およびスカウト件数増加に繋がり、買い手企業の選定の一助となっています。

今回売り手企業向けにリリースした『レコメンド機能』は、売り手企業が登録した情報と買い手企業の買収ニーズをAIが解析し、マッチする可能性の高い買い手企業をプラットフォームのマイページ画面およびメールにてお知らせする機能です。これにより、売り手企業は“情報登録するだけ”でマッチングする可能性の高い買い手企業の情報を優先的に受け取ることができ、より効率的で精度の高いマッチングを生み出すことができます。

■「GenerativeAI活用プロジェクト」とは

2023年3月の「GenerativeAI活用プロジェクト」発表後、過去4回に渡り生成AI活用サービスについて発表してまいりました。今回のプロジェクトは第5弾です。今後も生成AIの活用で、プラットフォームやアドバイザリー業務に関わる業務の効率化やマッチング精度の向上を推進してまいります。

<過去の発表実績>

・第1弾  売り手企業向け:会社情報を自動入力する機能(2023年8月発表)

・第2弾  買い手企業向け: 買収ニーズにマッチするおすすめ売却案件情報をお知らせする「AIおすすめ機能」(2023年12月発表)

・第3弾 買い手企業向け:M&Aニーズ登録画面へのEmbeddings API活用(2024年3月発表)

・第4弾 買い手企業向け:生成AIによる『シナジー提案』機能(2024年6月発表)